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医科歯科

今日の午後新春講義だかセミナーだかでうちの歯学部長が「医科歯科大学の将来像」って題で話すって張り紙を見て、ぜひとも行ってみたかったけど同窓会の親睦会らしかったので行けなかった。
残念。


医科歯科はこの先どうなるのだろう。



阪大のカリキュラムや授業の様子を聞いてみるとあっちの方が優れてるような気がした。


周知のとおり国立大学は国立大学法人になった。
さらにこれからの時代は人口減少社会。
この中で生き残り、発展するためにどうすればよいかといえば、より効率的で生産性の高い人間とシステムを作っていかなければならないと思う。

これから医科歯科はどのような分野でどのように価値を作っていくのか聞きたかったが聞けなかった。


カリキュラムが変わって歯学部では基礎の時間数がどんどん削られている。その代わり早くから臨床体験実習やPBLのような統合的な科目を増やしたのだそうだ。
また、4年の前期には2ヶ月~3ヶ月の研究体験実習があり、5年の後期からはもう患者さんを相手に治療をする臨床実習が始まる。

自分の印象で言うなら研究に配慮しつつも臨床家育成の面が勝っているように見える。
この部分が少し気がかかりなのだ。


BRICsの台頭や情報技術の革命による世界のフラット化をうけて、今後日本社会全体の効率化をすすめ生産性を高める動きは高まっていくだろう。それは不可避だと思う。経済財政諮問会議はなんかはその象徴的存在だ。

今がどうであろうとも進化と発展がなければ社会に取り残される。

新しい価値を作り出すのは研究開発だ。
研究開発はイノベーションにより新たな価値を生む。するとそこには資金と人が集まり、情報が集積する。その情報は新たな価値を生み出す糧となる。

これが基本だと思うんです。

基礎のコマをどんどん減らすというのはこの流れに逆行してしまうのではないか、という疑問。


一方であるのが、社会の運営には既存の価値を受け継ぐことも必要だってこと。

歯科医療を運営するには優れた技術を持ち、それらを使いこなせる臨床家ももちろん必要だ。
特に大量の歯科医が溢れ、質が低下しているのならなおさら必要だと思う。


あと、個人的には臨床家でも研究家という選択肢ではなく、他の分野との橋渡しをする人がもっと増えて欲しい。
社会の中で歯科をより生かすために学際領域の人間ってのは絶対必要だと思う。人と人の意思伝達にプレゼンテーションが必要なように社会に歯科を伝える人間が必要だ。
かなり特異な社会である歯科は他の分野と情報交換をし、橋渡しをするだけで新たな価値を生み出す可能性だってある。


いずれにせよこれらを行うのは人。
人を集めること、人を育てること、人を活かすことが大学組織の役割だろう。
人は社会の中にいて、社会と金や情報を交換しながら生きている。時間が経てば死ぬから組織を死なさないためには新たな人にそれらを受け継ぐシステムを作らなければならない。さらにそこにある金と情報を得るために社会に対し、金と情報を提供しなければならない。


ついでだから言うと、医科歯科ってのは権威だってもってるんだ。ただ権力を持つだけの権威はいらないけれど、責任を持った権威っていうのはどの分野にも必要だと思う。
医科歯科大学は将来の社会にどのような責任を負っているのだろうか。




ちなみに付属病院の来院患者数はこれまで毎年増え続けていたものの今年減少に転じたそうだ。そんで当初の患者数の予想によって補助金額が払われていたので4000万くらい返納しなくちゃならないらしい。


別のニュースだけど、岡山大が長期債務格付け「AA+」を得たそうだ。国立大で二校目。



「医科歯科大学の将来像」ってのは非常に聞きたかった。
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プロフィール

udnkui

Author:udnkui
香川県出身。
京大大学院の博士院生。医科歯科卒。jazz好き。神社巡り好き。独学での法律、政治、経済、経営等社会科学の基礎知識と国会議員、外資投資銀行(米・英・欧)、学際系研究室などでのインターン経験があります。
興味事項:社会、科学、自然、芸術
日々精進してます。

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