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ヘルスケアと今後

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=84783&media_id=4
看護師不足⇒http://mixi.jp/view_diary.pl?id=204415462&owner_id=271459
医療者のような専門職は養成数を市場で簡単に調整することはできないから、その数の調整には慎重でなければならないと思うんだけど大丈夫なんかいな?当然考慮してあるんだろうと思うけど、過去の歯科医師養成政策を知ってる身からするとすごい不安。

医師や歯科医師にもEPAにより人的交流があったりする。
例えばシンガポールとは2002年に締結・発行したEPAにより、日本側医師7人・歯科医師2人、シンガポール側医師15人・歯科医師5人を上限にそれぞれ相手国の医師・歯科医師を診療相手は外国人という制限つきで受け入れることになってる。これはEPAによる受け入れの枠であって、相手国政府によってはこれ以上受け入れることもあるそうだ。
ちなみにこのEPA締結前は医科歯科歯学部と阪大歯学部からの派遣のみ認められてたらしい。

医科歯科でも時々センセが「海外協力の道も期待されてる」なんていうけど、具体的に言ってくれなきゃわかんないよ。俺は貧困地域での奉仕的診療行為ばかり想像してた。実際のこういった海外協力はほとんどが現地邦人相手らしい。

元経済産業審議官の佐野忠克氏もサービスとして日本の医療を海外市場に売ることを考えていると言っていた。(http://mixi.jp/view_diary.pl?id=175446465&owner_id=271459) ただ、歯科医療単独でみるなら臨床技術という面で日本が海外に提供できるものなどかなり限られてるんじゃないだろうか。


視点を変える。
ヘルスケアの市場規模ってのはばかでかい。正確にいうと健全な生という言葉の元に体系付けられるヘルスケアとシックケアの市場ということになるけど、その市場規模は自動車市場すら相手にならないらしい。数字さがしても見つからなかったからもしかしたら間違ってるかもしれないけど、まぁ感覚的にあながち間違いでもないと思う。

さらに高齢化と情報の氾濫によりさらに社会全体のヘルスケアへの関心は高まってきており、成長市場でもある。シックケアは生からの根本ニーズであり、ヘルスケアは健康という奢多的な財として余裕を持つ人々にもニーズがある。しかもこれらは文化による違いもさほど大きくなく、グローバルな産業として形成されつつある。

一方公的セクターでは社会保障として制度を持っているが、どの国でも医療費の増大に歯止めがかからず抑制に躍起になってる。なぜ医療費のコントロールが難しいかといえば、それは根本的に哲学的な価値判断の問題を含んでいるからだろう。

例えば功利主義の立場に立てば、同じ医療サービスでも元々の健康度が低い障害者やガン患者と健常者では障害者やガン患者に提供するサービスの方が価値が低いことになる。余命4週間と診断された人が5割の確率で余命が一週間伸びるが5割の確率で余命が2週間減る薬は否定される。
もっと身近な例でいえば、喫煙がQOLに対して害を及ぼすかは未知であるが、医療者は患者に禁煙をすすめることにも通じるんだろう。
医療技術の進歩によって「語りえないことについては人は沈黙せねばならない」とも言っていられなくなっている。


今後ヘルスケア&シックケア産業はどうなるのか。
現在の抑制ありきのシックケア中心の社会保障政策は転換を余儀なくされるだろう。技術革新は進むし、人口構造変化やヘルスケア部門の進展により、より体系化された制度を設計しなければならなくなると思う。消防署は消火よりも予防に力を入れようとするように予防を重視するような構造になるんだと思う。
そこで現在の政策系の役割が大きい社会制度が市場系主導に大きくパラダイムシフトしていくと思う。財政的側面からもこれは不可避だろう。


ここに大きく歯科医師の役割があるのではないだろうか。
医師はキュアの専門家として大きな役割があるだろう。歯科医師はどうか。歯科の二大疾患であるう蝕と歯周病はいずれも予防可能であり、予防の分野も近年かなり発達してきている。
さらにあらゆる年代層を相手にすることがあり、かつ定期検診により日常的に生活に介入することが多い。もともとヘルスケアとシックケアの中間にあるような職ってことだ。
つまりそこからヘルスケアへ介入することができるのではないか。

歯科を政策系により縛られた一つの診療科として見るのではなく、ヘルスケア・シックケア双方の入り口であると捉えれば大きな可能性が見えるのではないだろうか。いったん入り口としての役割を得れば、冒頭に言ったようにヘルスケア・シックケアともに市場はとてつもなく大きい。
あとはその可能性を活かせるかどうかなのではないかと思う。




ふぅ。
一本のコラムっぽいものを書けるようになったのがうれしいよ。

今日こそ晴れろ。湿気はもういらない。
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プロフィール

udnkui

Author:udnkui
香川県出身。
京大大学院の博士院生。医科歯科卒。jazz好き。神社巡り好き。独学での法律、政治、経済、経営等社会科学の基礎知識と国会議員、外資投資銀行(米・英・欧)、学際系研究室などでのインターン経験があります。
興味事項:社会、科学、自然、芸術
日々精進してます。

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