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牛肉と政治交渉


アメリカの言い分はまともじゃないね。

日本車が云々でもなく、交通事故の確率云々でもなく、両国で定めた規則に違反してたんだからその上でそれなりの態度を見せるべきだと思う。へたり牛だってそんなに骨折しまくるもんなんかいな?
そもそもどんなにBSE牛混入の可能性が低かろうが、上げなくて可能性に変わりはないんだから、可能性を0にしたい日本側からしてみれば言ってることが頓珍漢としかいいようがない。

まぁ、それを踏まえた上で日本人は敏感すぎると思う。正直可能性を0にする必要なないと思う。
そこまで気にするのなら医療なんて受けられないよ。薬なんて特にね。
薬なんかは可能性が0でないことを承知の上で、全体として考えたとき承認する方が国民の利益になるだろうから承認されてる。
現在国としては輸入する方が利益と考えてるんだろうけど、その考えと消費者の考え、もしくはマスコミの考えが一致してないから難しいんだろうなと思う。


でちょっと話かわるけど、国家間の交渉事がある場合、その力関係はどういうものに影響されるかというとまず「敏感性」と「脆弱性」という要素とそれぞれの国内政治事情によるものが大きい。

まず敏感性とは国家間の関係を規定する「枠組み」が変化しない状況のもとで、一方の国家の政策や状況が変化した場合に、他方の国家・社会が受けるマイナスの影響のこと。
脆弱性とは、国家間あるいは社会間の「枠組み」そのものが変化した場合に、国家や社会が受けるマイナスの影響のこと。

これだけじゃなんのことだかわからないと思うので、アメリカとの例をあげると、
まず日本の製造業はアメリカの製造業より総じて競争力が高い。つまり自由貿易の枠内ではアメリカの敏感性の方が日本の敏感性より高いので日本有利である。

ところが日米貿易が混乱したり、アメリカが保護政策をうちだしたりすると、日本は工業製品の代替市場や原料および農産物の代替供給源を確保することが困難になるので、保護貿易の枠組みでは日本の脆弱性はアメリカの脆弱性よりも大きいといえる。
こんな背景があるからこそ日本はアメリカに対して譲歩を続けざるを得なかったらしい。鉱山資源や食料の自給率の重要性がここで重要になるってことか。

あと、国家間交渉を分析するものとしてトゥーレベルゲームという国内・国家間の相互作用がある。
交渉においてそれぞれの代表者の背後には支援者として利益団体や講演会、さらに影響をあたえるものとして官僚やマスコミ、政治的な上司などがいる。
それらが強く影響力を行使すればするほど交渉の場に立つ代表者は許される行動範囲がせまくなる。
つまり国内政治が対外交渉に影響するし、お互いの国内政治に働きかけることにより、間接的に影響力を行使することもできる。日米構造協議で大規模小売店舗調整法の改正などに対して、アメリカ側は日本の消費者に働きかけ、世論の支持を増やしたらしい。


今回の牛肉問題だと少なくとも脆弱性はアメリカの方が高いんではないかと思う。詳しく知らないから偏見かもしれないけど、でもアメリカの牛肉の最大の輸出先は日本で牛肉業者は悲鳴あげてるらしいからね。
でもアメリカが強気な発言するのは他に国内状況とかでいろんなアクターがいるんだろうね。


とりあえずアメリカで喰ったTボーンステーキはめちゃめちゃうまかったです。
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プロフィール

udnkui

Author:udnkui
香川県出身。
京大大学院の博士院生。医科歯科卒。jazz好き。神社巡り好き。独学での法律、政治、経済、経営等社会科学の基礎知識と国会議員、外資投資銀行(米・英・欧)、学際系研究室などでのインターン経験があります。
興味事項:社会、科学、自然、芸術
日々精進してます。

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