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病院PFI

本格的にCBTの勉強を始めたら案外なんとかなりそうかもと思った今日この頃です。

主にjazz研の部室で音楽かけながら勉強してるんだけど、Pat Methenyの良さを再発見しました。「The Road To You」と「Secret Story」の2つのアルバムが好きになりました。どちらも90年代半ばの作品。あと、Beat70って曲がひげダンスっぽくてわろた。

先日の選考会も無事合格通知がきて、ほぼ夏の予定は決まり。
外資金融6社にエントリーシート出して、2社エントリーシート落ち、4社参加決定。エントリー落ちの片方は文章が練られてなかったから納得してるけど、もう一方はなぜかわからず多少消化不良。
結果としては70点。合格点だけど第一志望で落ちたのがでかい。
あと2つ1day(正味4時間くらい)のインターンがあるけど、正直どうでもいい。




さて、これだけじゃなんなのでニュースネタ。



『高知医療センター:県・高知市病院企業団議会、業務内容など見直しへ』
8月6日毎日新聞

 県・高知市病院企業団議会の議員協議会が5日開かれ、高知医療センター(高知市池)の医療行為以外の運営を担当する「高知医療ピーエフアイ」(間渕豊社長)が契約時に提案した業務のうち、未実施または一部実施となっているものが3割近くに上っていることが報告された。05年3月の開院から3年以上が経過したが、県・高知市病院企業団は業務内容や個別業務の契約金額の見直しを進める方針。


医療業界の金融に興味をもったころ(2年弱前)に、イギリスの事例から病院に対するPFI(Private Finance Initiative)というのがあることを知り、さらにググってこの病院のことは知ってた。
市立病院と県立病院を統合したという点と、資金調達や運営でPFIを使ったという点で、地方公共団体の先進的な事例。
どちらも全国の地方自治体病院や大学病院で増えてきている。
前者は財政難だから当然として、後者はどうなんだろう。


この場合のPFIってのは、簡単に言うと地方自治体がもってる病院や中の設備、さらに医療以外の事業(事務や給食)を民間業者が買ったり、新築する場合に民間業者が建築し、それらをまとめて自治体が借りるというもの。

自治体にとっての利点としては、巨大な設備投資が必要ない、直接医療サービスに関わらないスタッフを雇う必要がない、医療以外の業務を民間委託することによってコストが下がるといったところか。
乱暴に言ってしまえば突発的にかかる費用をならしてしまうことができる。で、実際に安くなるかどうかは民間業者が本当に安くできるかにかかってるわけだ。


で、実際にどうか、というとうまくいってない。
日本初であったこの高知も赤字だし、同じような事例の近江八幡市立総合医療センターでも赤字。病院に関してはまだ成功事例はない。
なぜかというと、どうやら民間業者が請け負った事業を安く提供できなかったからだろう。結局民間業者も自治体も大して変わらなかったと。

で、大変だ大変だっていってる中にニュースのようなことが起きてたと。
ぼろぼろですがな。


原因は何だろう。

いろいろあるだろうけど、俺は重要なのはインセンティブの問題だと思う。

PFIはイギリスで始まったものだけど、イギリスの病院PFIの事例では業務の達成度に応じてフィーが決まる。しかし、日本の場合ではどうやら固定のようである。日本では病院の非営利が徹底してて、借入金利の病院の運営状態による変動は禁止されているのも関係してるのかも。

また、民間業者は損失を被らない。自治体が病院の赤字を補填するからだ。結局自治体病院の赤字体質の原因の1つが温存されてしまう。

そして、官民癒着の問題もあるだろう。高知の事例では贈収賄があった。少なくとも贈収賄がおこるような垣根の低さであり、元々長期の契約で、しかも競合はほとんどいない、となると民間業者は契約解除を恐れなくなるだろう。



基本的に営利企業はインセンティブに従って動くのであり、その設計を精密に行わないとうまく動いてくれない。
おそらく本当に分析したらすごくおもしろいだろう。医療と地方自治体という生産性とはある程度距離をおいた分野が一緒になって生産性を上げようというのだからおもしろくないはずがない。それこそマッキンゼー社あたりが3%枠で手助けしたりしないんだろうか。
投資銀行も目をつけてるようで。実際には外資の壁があって、まだ受け入れられる土壌が整っていないとは思うけど。


今すんでるとこから少し北にいったところにある駒込病院もPFIを利用するようで。三菱商事が受注してる。
来年の4月から事業開始するっぽいからどんなもんなんか見に行かなきゃだわ。


PFIにしても神戸国際フロンティアメディカルセンターへのアブダビSWFからの出資にしても病院の資金調達をめぐる分野はかなり活発になってきてるようです。俺の方向性はあながちはずれてなかった。あとは実績つんで働くだけだな、と。


さて、思ったより長くなっっちゃったけど終わり。
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プロフィール

udnkui

Author:udnkui
香川県出身。
京大大学院の博士院生。医科歯科卒。jazz好き。神社巡り好き。独学での法律、政治、経済、経営等社会科学の基礎知識と国会議員、外資投資銀行(米・英・欧)、学際系研究室などでのインターン経験があります。
興味事項:社会、科学、自然、芸術
日々精進してます。

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