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左曲がり

時間がほしい。もっと時間がほしいなぁ、と最近思う。
ようするに拘束されたくない。

映画シリーズ。
「セブン」と「ハゲタカ」と「ライフイズビューティフル」を見た。

「セブン」はグッドウィルハンティングを同じく見たけど途中で寝てしまっていたのでもう一度。
おもしろかった。

「ハゲタカ」は真山仁作の小説が原作のNHKドラマで、ちょっと前に映画も公開された。
内容はビジネスもの。邦銀出身で外資ファンドマネージャーとなって日本に帰ってきた主人公と、邦銀時代の上司、そして主人公が邦銀の行員だったころに貸し渋りして倒産した町工場の娘であるマスコミ記者が主な登場人物。

ハゲタカファンドって容赦ないっていう描写から、そうでもないぜって展開なんだけど、そのそうでもないぜの部分がファンド代表である主人公の特殊な事情によるものというストーリーだったのでちょっと違和感。面白かったけど、これ系の作品なら映画「ウォール街」のが面白かったように思う。

日本でもっとも有名な"ハゲタカ"ファンドは旧リップルウッドで、その原因となったディールは破綻した旧長期信用銀行を買収した2000年のディール。これに関して「セイビング・ザ・サン」という実に面白い本があるのでおすすめ。

「ライフイズビューティフル」はクラスメイトがすすめてくれた映画。
ありがちなアメリカのラブストーリー映画かと思ってたけど、とんでもない。全く違ってた。
舞台はイタリア。ユダヤ系イタリア人である主人公が一人の女性に恋をし、やがてできた愛する子供を守る話。はじめは平和で素朴な町だが戦争がすすみ舞台はユダヤ人強制収容所に移るのだが、主人公の変わらぬ愛に感動。

「ニューシネマパラダイス」もすごく感動した映画なんだけど、それと似た温かさがあります。イタリア映画の特徴なんだろうか。
この2つしか見てないけど。
おすすめです。






さて、前回かけなかったネタ。
政治ネタです。

なぜ民主党がマスコミの応援をうけるのかとか、日本がなぜ資本主義なのに左寄りなのかってことに関係しそうな話。
去年書いた話と少しかぶるが、すごく密接に関係してると思う。
(参考:アジアってめんどくさい「http://mixi.jp/view_diary.pl?id=873231754&owner_id=271459」)


戦後の話。
GHQは2つのことを行った。追放と検閲。
この2つにより今に至る戦後社会の歪みがでたと考えている、という話。


追放は一般に公職追放と言われるが、その範囲は政治家や政治団体だけでなく、報道機関や民間企業の役員までもがその対象になった。どうじに財閥解体もすすめた。
もう一つは検閲。その範囲は新聞や書籍はもちろんテレビ・ラジオやパンフレット・配布文書にまでいたっていた。内容は戦前の連合国の政策や東京裁判、占領政策の批判、アメリカが憲法を起案したこと、満州での日本人の取り扱い、検閲されていることなどを含むことを規制し、一般人は検閲をされていることすら知らなかった。これにより戦争に対する罪悪感と旧来の日本への嫌悪を埋め込むことで日本を無力化しようとするものであった。
ちなみにポツダム宣言10条に「言論、宗教及び思想の自由並びに基本的人権の尊重は確立されること。」とあるのでこれに明確に違反している。
どちらも約7年続いた。

目的は日本が再軍備し、アメリカに戦争をふっかけないようにすることと、敗戦国に対する懲罰だったと見られている。

効果はどうだったか。

政治家の追放は自由な政治活動を萎縮させた。また昭和二十二年の選挙で社会党が絶対多数を握ることになった。財閥解体や役員追放は企業経営と日本経済に大きなダメージを与え、労働組合の勢力が増す原因にもなった。
検閲は、情報を発信する側にとっては思考範囲を制限するようになる自己検閲がすすみ、一般人にとっては報道されるものにそって思想体系が組み替えられ、思想改造が進んでいった。このころGHQの主導権を握っていた民政局はニューディーラーという計画経済をすすめる共産主義に近い考え方をもっており、そのために伝統的な価値や愛国心を壊して日本を組み替えようとしていた。そのために戦後の極貧の経済状況と合わせて共産主義が一気に勢力を増していった。


ここで重要なのはこの時代の主役だ。
企業では労組が力を持ち、教育や報道機関では共産主義よりの教育・報道がされていた。つまりこの時代を主導していたこれらの集団が、それらを自らの使命と置き換えて、現在までその血脈が続いていると俺は考える。


で、この検閲が行われた期間である1947年から1949年にかけてベビーブームが訪れ、団塊の世代が誕生する。
政治意識論で世代間変化というものがある。思春期や青年期を特定の時代に過ごした人は、その意識の中にその時代の影響が思想の中に残るというものだ。これに従うと団塊の世代の親はこの時代の影響を強く受けている。


この後、冷戦の激化やGHQ民政局実力者の失脚、日本で政権をとった社会党の失政などでGHQや国内政治は変換点を迎えることになる。冷戦下で日本は産業や地理で役割を果たすことになる。
ただ、拘束がなくなっただけであり、一定の思想に偏ったマスコミや教育、共産主義と結びついた労組、検閲下の言語空間で育った子供が急に変わるわけではなかったと思われる。




まとめると、
今の日本のマスコミと日教組の偏向、労組の大きな力、そして国民全体としてのリベラルな傾向はGHQの戦後政策が発端である。
検閲はマスコミと教育者を通じ、日本人の思想体系を変え、追放は保守的な政治活動を萎縮させ、労組の拡大を助けた。
この時代の影響を強く受けた世代の子供が団塊の世代であり、その後の日本で大きな影響力をもった。
となる。



もちろん悪いことばかりではないと思う。
労組が強かったからこそ労働者への分配が行われ、先進国ではかなり格差の小さい国になったというのもあると思う。また、同じ理由で終身雇用が守られ、技術の蓄積がされた面もあるかと思う。

ただ本来中立であるべき教育や報道が偏るのはいただけない。
情報が歪められては慎重な判断もくそもなくなってしまう。





この選挙でも、っていうかずっと前からマスコミは露骨に偏ってて、その甲斐あって民主党が第一党になるのは確実だろうけど、なんとかならないものか、と思ってこんな日記を書いてしまった。
そうなってしまうのはしょうがないとして、今後はせめて政治的なこと、政策的なことに関する議論を喚起するような報道になってほしいもんです。
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プロフィール

udnkui

Author:udnkui
香川県出身。
京大大学院の博士院生。医科歯科卒。jazz好き。神社巡り好き。独学での法律、政治、経済、経営等社会科学の基礎知識と国会議員、外資投資銀行(米・英・欧)、学際系研究室などでのインターン経験があります。
興味事項:社会、科学、自然、芸術
日々精進してます。

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