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1wICT

雪ですね。
前に降ったのは2年前の2月3日。雪の中氷川神社に行って節分のおかしもらったので良く覚えてます。


今週末が国試。
ここにきてやっぱ受かりたいなぁと思ってきたのはまぁ予想通りとして、生活リズムがここまで狂ってるのは予想外。
あまり生活リズムを急激に変えようとすると勉強の効率が落ちるが、はっきりいってギリギリなのでそんな暇はない、と。
さて、どうしたものか・・・。


ということは考えつつ木曜日に日経主催のICT医療フォーラム『ICTによる高度医療社会の実現』第1回遠隔医療とやらに行ってきました。

遠隔医療については存在は知ってたけど積極的に情報収集したことはなかったのでいい機会でした。ちなみに座席数610席の日経ホールが満席で、ホワイエにモニターと椅子をおいてそこも満席っていう状態でした。



まず、遠隔医療のタイプとしては3つある。
D to D:医師対医師。具体的には一般医が放射線や病理の専門医に画像を送って意見を聞くというもの。
D to N:医師対看護師などのコメディカル。リハビリや在宅看護などに対する指示。
D to P:医師対患者。在宅の患者や診療所のない僻地の患者に対する医療など。

少なくとも技術的にはすでに可能で、CTやMRIのような比較的大きなサイズのファイルでもやりとりにかかるコストはゼロに近い。

すでに数多くの病院や診療所、地方公共団体で行われてるんだけど、実態としてはかなり厳しく、プロジェクトの総数は右肩下がりらしい。

なぜか。
答えはシンプルで、事業として成り立っていかないから。
事業として成り立つには収支のバランスがとれていないといけないが、現状はかなり厳しいらしい。

当然医師は高コストであるし、そのくせ勤務医不足で調達できない。
また、現在の遠隔医療に対する診療報酬は低い。
これを解決するには、例えばクラウドコンピューティングやコールセンターといったシステムの集積、共用をしたり、コメディカルスタッフで代用できる業務は代用するなど効率化出来る部分は効率化していかなければならない。
また、法律面でも解決すべき問題がある。
医政局局長通知で遠隔医療は無診察診療にあたらないとの解釈は出されたが、あくまで対面診療の補完的なものという位置づけであり、診療報酬も病理と放射線読影にしか認められていない。
また情報管理の面でもリスクがある。個人の身体所見や病歴は個人情報のうちでもかなり秘匿性の高いものであり、医師や歯科医師への罰則は刑法に定められている。これらの情報が漏れるようなことがあればその辺の企業みたいに「ごめんなさい」じゃすまない。
この部分についての責任の所在についても明確にする必要がある。


今後の可能性としては、例えば救急車の中で患者の映像を病院に流して指示を仰ぐとか、刑務所の中の病人に対する医療とか、さらに、在外邦人に対する在日医師による診療、在日外国人に対する在外医師による診療などが考えられる。




こんなとこか。
元々技術的には可能であっても、日本の大部分の地域では病院へのアクセスは非常に良く、DtoPで本当に需要があったのは僻地や離島だけだろう。こういった地域では当然事業として成立するはずはなく、政策がカバーするものだ。救急車や刑務所についても同じ。
今後民間の事業者が参入する余地があるのはDtoDとDtoNだろう。
このうちDtoDはこの行為自体の付加価値というのはそれほど大きくないので注目すべきはDtoNか。
物理的な距離の意味をほぼなくすことで、1人の医師がより多くのコメディカルスタッフに指示を出すことが出来る。つまり、医師一人あたりの生産性が高くなる。逆に1カ所に医師を集めることが出来る。つまり、スタッフステーションを作り、そこに患者を集める。個々の患者の主治医が遠隔医療システムを使ってそのステーションに指示を出す。
一定の人口毎にこういった施設を作れば患者の移動にかかる負担は減る。
ただ、当然医師の側の物理的制約を超えることも考えられるのが難点か。まぁそれは予約でもいいわけか。


まぁまだしばらくは社会的にいろいろな試行錯誤が必要だと思う。
そもそも遠隔医療というのは情報の物理的な散らばりをなくすことであり、こういったことは大学の役目だと思う。
まだ診療報酬的に厳しいかもしれないけど、なんとか大学が主導してあたらしい仕組みを作ってもらいたいところ。まさにイノベーションの分野なんだし。


そういえば昨年末に大学の先輩が近々遠隔医療の会社立ち上げるかもって言ってたので、それに期待。




さて、受かるんだろうか、俺は。
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プロフィール

udnkui

Author:udnkui
香川県出身。
京大大学院の博士院生。医科歯科卒。jazz好き。神社巡り好き。独学での法律、政治、経済、経営等社会科学の基礎知識と国会議員、外資投資銀行(米・英・欧)、学際系研究室などでのインターン経験があります。
興味事項:社会、科学、自然、芸術
日々精進してます。

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